日本経済新聞にて以下の記事がでました。
日経平均株価4451円安 下げ幅ブラックマンデー超え最大
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB0556M0V00C24A8000000
日経平均株価の大幅な下落ありました。
背景には米国の景気後退の見通しによる売りがきっかけとなりましたが、それだけでここまで急激な下落につながるのでしょうか。
私の考えとしてはNOです。
その理由について、考察したいと思います。
その内容は以下です
・8月2日の雇用統計結果による急激な円高
・投資家の利確タイミングと損切タイミングの一致
8月2日の雇用統計結果による急激な円高
8月2日の米国雇用統計の結果、予測よりも0.2%高い4.3%(つまり予想よりも悪化)となりました。
(雇用統計とは労働市場の状況を把握するために収集される各種の統計データの1つで、米国の雇用統計が市場の予測より悪い結果になるとドルが売られ円が買われることで、円高が進みます)
この予測よりも悪い結果となりましたので、この発表後約2円の円高が進みました。
日本企業は輸出企業が多いため、円安の方が全体の企業業績が良くなるイメージがあり、日本株が上昇しやすくなります。
今回は円高に触れたということで、日本企業にとってマイナスな印象を与えるゆえに、日本株の暴落があったと考えられます。
投資家の利確タイミングと損切タイミングの一致
この暴落のきっかけは雇用統計の結果によるものだと考えられますが、これだけではここまでの大暴落は考えづらいです。
では、なぜここまでの大暴落につながったというと、以下チャートをご覧ください。
去年から日本株を購入してる投資家(含み益を抱えており、利確タイミングを探り中)と今年から日本株を購入した投資家(タイミング的に含み損を抱えてる)の利確・損切ラインが一致した価格を超えたことで、強力な売り、つまり大暴落が起こったと考えられます。
まとめ
今回の大暴落は史上第1位の下落率となりました。
その理由は
・急激な円高
・投資家の利確タイミングと損切タイミングの一致
と考えられます。
この暴落が明日も続くのかは、誰も分かりません。
参考程度ですが、8/5 23:00からISM非製造業景気指数が発表されます。
この指数が予想よりも悪化してた場合、さらに円高が進むため、日本株の下落が続くと考えられます。
今年に入って投資をした人には辛い日々でしょうが、投資の目的を忘れずに長い目で見ていきたいですね。
以上になります。ここまで読んでくださりありがとうございました。