お金のニュース考察

世界的Windowsのブルースクリーン現象について、なぜ生じたのか考察

日本経済新聞で以下のニュースがありました。

「世界でシステム障害、空港や銀行など幅広く ソフト起因」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC197ST0Z10C24A7000000

本日、世界的にブルースクリーンが発生する現象ありました。

なぜ、このような現象が起きなのか、考えていきたいと思います。

原因:windows内部で動作してるセキュリティソフトに異常が発生した

原因はWindows内部で動作してるセキュリティソフト「Falcon Sensor」が原因でした。「Falcon Sensor」とはCrowdStrike社が運用するセキュリティソフトです。アメリカの金曜日の朝に「Falcon Sensor」の更新版が配布され、それがトリガーとなりブルースクリーンの発生につながりました。

この「Falcon Sensor」ですが、全ユーザのPCに入っているわけではなく、主に導入してるのは大企業で、実際にブルースクリーンが発生したのは主に大企業になります。考えられる理由としては、この「Falcon Sensor」はクラウドで管理するため、一度PCにインストールしてしまえば、あとはクラウド上で管理できます。そのため、管理するPCが多い大企業ほどその恩恵を受けられるからだと考えられます。

まとめ

今回発生した原因はCrowdStrike社が運用する「Falcon Sensor」のバグでした。

銀行の送金処理や飛行機のフライトにも影響を及ぼし、世界的影響を与える結果となりました。

本来、ソフトを配布する前に本物のWindows PC上で動作確認をするテストを行うのことが普通なのですが、今回発生した件によって、本当にテストされているのか不信感が残ります。

ユーザー側としては、対策版が配布されるまで何もできない状況となるので、止めたくない作業がある場合は、バックアップを取るなどして別のPCからでも作業できる環境を準備することが必要になりそうです。

以上になります。ここまで読んでくださりありがとうございました。